【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説

【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説ローファットダイエット

・ローファットにMCTオイルってどうなの?
・いい脂質を少量だけ摂ればさらに痩せるのでは?

上記の疑問に答えます。

近年、ローファットダイエットやMCTオイルが有名になってきており「組み合わせたらどうなるの?」と考える人も多いはず。

特にローファットは脂質を選別するので、MCTオイルを試したくなる人も多いと思います。

今回は「ローファットとMCTオイルの関係について」解説するのでお付き合いください。

皆さまが疑問に思うことは取りこぼしなく答えていきます。

MCTオイルとはどんな脂質?

【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説

まず最初にMCTオイルについて解説。

詳しく知っているという人は読み飛ばし推奨。(次の章へ

MCTとはMedium Chain Triglyceride(ミディアム チェーン トリグリセリド)の頭文字をとったもの。

日本語では「中鎖脂肪酸」と言われています。

※さらに詳しく言えばカプロンやカプリル酸、カプリン、ラウリン酸で構成されている飽和脂肪酸のこと

中鎖脂肪酸を含むオイルはココナッツオイルパームオイル、バターが有名です。

MCTオイルはこれらのオイルからMCT(中鎖脂肪酸)だけを精製して100%にしたオイルのことになります。

MCTオイルはケトジェニックダイエット(糖質制限)の組み合わせで爆発的に有名になった背景があります。初めて知った経緯がケトジェニックを通じての人は多いのではないでしょうか。

MCTオイルの特徴は?

脂肪酸のほとんどは「長鎖脂肪酸」と言われる分子量が多いものです。(13~21個で構成)

オリーブオイルや大豆油、植物油などが該当。

長鎖脂肪酸などの脂肪酸は、一度体に蓄えられ体内の糖質(グリコーゲン)が枯渇した時に使用されるエネルギー源です。

糖質のようにすぐに消費されるのではなく、非常用のエネルギー源の役割。

なので、体に溜まりやすく脂肪にになりやすい特徴があります。

MCTオイルが脂肪になりにくい理由

中鎖脂肪酸(MCT)は分子量が半分くらいなのが特徴。(6~12個)

その為、分解がはやく消化されやすいです。

脂質は胃に残って重たい印象ですが、MCTは軽くてさらっと吸収されるイメージ。

MCTオイルは素早く吸収されるのですぐにエネルギー源として使われ、脂肪になりにくいです。

オリーブオイルなどの長鎖脂肪酸と違い、体に溜め込まれにくいということ。

以上の理由から、ダイエット効果の高いオイルとして注目されています。

※ケトジェニックダイエットの場合、MCTオイルは糖質の代わのエネルギー源としての役割がある。

まとめ
  • MCTは中鎖脂肪酸のこと
  • MCTオイルは分解、吸収がはやく脂肪になりにくい

ローファットにMCTオイルはあり?なし?

【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説

それではこの記事の本題について。

ローファットダイエットにMCTオイルはどうなのか

結論から言うと

ローファットダイエットにMCTオイルはNGです。

はっきり言って相性はよくありません

期待していた人は残念だと思います。

しかし、ローファットにMCTオイルを取り入れても問題が起きるだけなので注意して下さい。

どうしてローファット中にMCTオイルはよくないの?

どうしてローファット中にMCTオイルが良くないのか。

それには3つの問題があるからです。

それぞれ解説していきます。

ローファットにおけるMCTオイルの問題
①MCTオイルのメリットを活かせない
②必要な脂肪酸を確保できない
③コスパが悪い

①MCTオイルのメリットを活かせない

MCTオイルは中鎖脂肪酸なので分解、吸収が早いです。

ケトジェニックの場合、糖質の代わりにMCTオイルをエネルギー源に

そして、脂質をエネルギー源にすることで体内の糖質(グリコーゲン)を枯渇させて脂質が燃えやすい体にするという効果を得られます。(もっと詳しい仕組みが知りたい人へ

MCTオイルのダイエット効果には

1,糖質の代わりのエネルギー源
2,糖質を枯らして脂肪を燃えやすくする

という2つの役割があるということです。

ここからが本題

ローファットの場合は、糖質を摂取して脂質は制限する必要があります。

エネルギー源である糖質を摂取するので、MCTオイルがエネルギー源として役立つこともなければ、脂肪が燃えやすくなるということもありません。

つまり、ローファットでMCTオイルを摂取してもダイエット効果を得られない

ダイエット効果が得られないのなら、MCTオイルを摂取する必要がなくなるということです。

MCTオイルはケトジェニックに効果的でも、ローファットでは効果的でないということですね。

②必要な脂肪酸を確保できない

脂質は、脂溶性ビタミンの吸収やホルモンの生成、細胞膜や脳神経組織をつくる材料として必要です。(脂質の働きについて

不足すれば
・発育の妨げ
・体温を保てない
・活動力の低下
・心身の消耗

などの問題が発生します。

つまり、脂肪が燃焼されにくくなるか不調でダイエットを続けられなくなるということ。

脂質にも様々な種類があります。

大きくは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれ、そこから動物油脂や植物油脂に。さらに細分化すればリノール酸、α-リノレン酸、アラキドン酸、DHA、EPAなどに分かれていきます。

特に必須脂肪酸は体内では作ることが出来ないので、食べ物から摂取する必要が。

ローファットは少ない脂質量の中から、体に必要な脂質を摂取しないといけません。

もし、生成された脂質であるMCTオイルだけにしてしまった場合、何かしらの不具合が起きる可能性が高いです。

具体的な症状で言えば、倦怠感、肌荒れ、気分の低下、脂肪燃焼の低下などが考えられる。

なので、ローファット中は1つの脂質だけを摂取することはやめましょう。

色々な食べ物からバランスよくとることが大切です。

③コスパが悪い

MCTオイルは健康に良いとされるオリーブオイルやえごま油などよりも値段が高いです。

メリットがないのにMCTオイルを取り入れてもコストがかかるだけ。

お金の無駄遣いにしかなりません。

それなら、そのお金を他のダイエット食材にまわした方が効果的です。

MCTオイルは安いものではないので用途を見極めて使いましょう。

少なくとも、ローファット中には必要のない脂質です。

まとめ
  1. ローファットではMCTオイルのダイエット効果を期待できない
  2. 体に必要な脂質を確保できず、不調の原因に
  3. お金がかかるだけで良いことがない

ここまでで何か納得できないという人へ

【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説

ここまでローファットにMCTオイルは良くないと言いました。

ですが、他の記事ではオススメの脂質として紹介されていたりします。

ダイエットをするなら脂質はMCTオイルにすべきなんて紹介している記事も多いです。

そんな記事を読めば「本当に相性がよくないの?」と思うかもしれせん。

しかし、その記事を見てみると内容がスカスカで薄いことしか書いていないことがほとんどです。

または販促でMCTオイルを買ってもらいたい人が書いていることも。

しっかりと調べれば、必ず正しい情報があります。

私自身、今回紹介したことは経験や知識に基づいた正しい情報であると胸を張って言えます。

また、元ボディービルダーで筋肉やダイエット関係に著名な山本義徳先生もローファット中はMCTオイルをとるべきでないと言っています。

専門的な知識のある人はローファット中にMCTオイルを使う必要はないという結論になっています。

以上のことからローファット中はMCTオイルを控えるようにしましょう。

ネットの間違った情報に踊らされないように。正しい情報を見極めれるように色々な知識を身に着けることが大切です。

ローファットダイエットにオススメの脂質源は?

【脂質選別】ローファットダイエットにMCTオイルは効果的なの?相性や効果、必要性を解説

「MCTオイルがダメなら何が良いの?」と思う人も多いはず。

なので、今からローファット中にオススメの脂質源を紹介していきます。

おすすめの脂質
①卵
②くるみ
③魚類
④亜麻仁油

おすすめの脂質①卵(高コスパ)

卵のメリットは
・高コスパ
・入手が簡単
・脂質量を簡単に把握できる

などなど

ダイエットをする上で非常に助かる食品です。

1日の個数を決めておけば脂質量をオーバーすることもなく、食材で悩むこともありません。

卵は朝に食べることで脂肪燃焼効果が加速すると論文で発表されています。(卵と朝食の関係

1つあたり約6gの脂質量なので、ローファット中は1食2個までにしましょう。

ダイエット中にゆで卵を食べる場合、半熟より固ゆでがオススメ。固ゆでの方が食べ応えがあり満足感が大きいからです。

おすすめの脂質②くるみ(必須脂肪酸)

くるみは良質な脂質源として有名です。

必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており

・血液中の脂質濃度を下げる
・コレステロールを下げる
・中世脂肪を抑える
・高血圧や動脈硬化の予防、改善

などが期待できます。

また脂質以外にもビタミンやミネラルが豊富で、抗酸化物質であるポチフェノールやメラトニンも含まれています。

なので、アイチエイジング効果や高い安眠効果を期待できる食材です。

総じて、栄養価が非常に高く優秀な食べ物なのでダイエットに取り入れてみて下さい。

※くるみは高カロリーで有目でもあります。摂取量には注意して下さい。食べ過ぎ厳禁です。

おすすめの脂質③魚類(DHA、EPA)

魚類の脂質にはDHAやEPAが豊富に含まれています。

それぞれの効果は以下の通り

DHA脳を活性化し記憶量を向上
EPA動脈硬化、心筋梗塞などの予防、血糖値の改善、ダイエット効果、筋肉痛を和らげる

特にEPAはDHAを上回る優秀さを持っており、成人に高い効果を発揮してくれます。

脂質の代謝を促し、体脂肪を減少させてくれる効果があるのでローファット中に優秀な脂質を摂りたい人はEPAで決まりです。

EPAは医学的に使用されるほど優秀。(EPAの参考資料

ローファット中に効率的にEPAを摂取する方法

DHAとEPAは魚以外の食材にはほとんど含まれていません。

摂取したいなら青魚を食べることが必要です。

しかし、ローファットダイエット中に魚を1匹食べていたらカロリーと脂質の量が心配。

そもそも、どれくらい脂質が含まれているか正確に分からないので不安です。

なのでローファット中はEPAをサプリから摂ることがオススメ。

多くのボディービルダーも減量中はEPAをサプリで摂取しています。

おすすめのEPAサプリ

コスパ重視ならGloryFeel (グロリーフィール)のオメガ3サプリがオススメです。

他社と比較しても圧倒的に安く、高品質と文句なしです。

1つ購入すれば1年以上もつので何回も買わなくていいのも魅力。

「サプリを飲んでみたいけどどうしよう」と考えている人にオススメです。

どれにしようか迷っているなら、これにしておけば問題ありません。

高品質、安全性、信頼性というと言葉を求めるならアレルギーリサーチグループのスーパーEPA。

EPAの含有量が高く、レビューでも効果を実感した人が多くダイエットの強い味方になるのは間違いありません。

少しでも痩せたい、中途半端なものはイヤという人にオススメです。

※1粒が大きいので飲み込むのが苦手という人には向きません。レビューにもよく書かれているのでいけそうか考えてみて下さい。

おすすめの脂質④亜麻仁油(a-リノレン酸 )

亜麻仁油とは亜麻の種子から抽出された油のことです。

オメガ3であるa-リノレン酸が豊富に含まれ

・血流の改善
・血栓の予防
・血圧を下げる
・免疫機能の促進
・脂質の代謝
・肌の調子を整える

などなど(亜麻仁油の効能

多くの効能が確認されています。

ダイエット効果を期待でき、健康維持を目的とする人にオススメの脂質です。

もちろん、ローファット中にオススメの脂質の1つです。

ただ、水に溶けやすく熱に弱いので加熱しないようにしましょう。

おすすめの摂り方はサラダにかけるかサプリです。

脂質の選択肢が多くて迷ってしまう人へ

「おすすめが多くてどの脂質を選べばいいか分からない」という人へ

1番オススメの脂質はEPAです。

ダイエット向きな効果が多く、専門家もオススメしています。

ローファットで減量中のボディビルダーも積極的に摂取しているので、信頼性は高く安心できるのではないでしょうか。

ローファット中は食事からある程度の飽和脂肪酸(バター、サラダ油、卵など)を摂取して、サプリでオメガ3であるEPAを摂取するのが現実的です。

もちろん、くるみや青魚から摂取してもいいですが、量を間違えないようにしましょう。

また、MCTオイルの時にも言いましたが、1つの脂質だけをとるのはNGです。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸など何種類かの脂質を摂取するように。

その為には、色々な食材を食べることが大切です。

EPAなどは摂取するのが難しいのでサプリを使い、他の脂質は食材から摂取と考えて下さい。

ローファットにmctオイルはどうなの?まとめ

今回はローファットとMCTオイルの関係について紹介しました。

ケトジェニックダイエットでMCTオイルを使った人は「ローファットでもつかえるのでは?」と考えるはず。

しかし、現実では相性が悪くオススメしません。

何も調べずに実践してしまった人はどのような症状が出たのか気になる所です。

この記事を読んだ人は取り入れることがないと思います。

興味本位でも試すようなことはオススメしないので、気をつけて下さい。

ダイエットは安全におこなうようにしましょう。

健康を崩しては意味がありません。

長文になってしまったのでここらへんで終わりにします。

またどこかでお会いしましょう。

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